短い文章を組み合わせるだけ!構造シートで全体の構成を完成させよう

よい文章を書くための2つめのコツ「構造シート」を作りましょう。

ここでは、テーマと話題を構造シートでまとめます。

 

まずは、前回集めた言葉のグループを使って短い文章をいくつか作っていきましょう。

この段階では文章の流れは気にしなくて大丈夫です。このとき意識するのが5W1Hです。

だれが、いつ、なにを、どこで、なぜ、どうやってしたのかを文章にします。

例えば社員旅行の企画案を書こうとしているとします。

 

誰が=社員30人、なに=社員旅行、どこで=温泉、

なぜ=コミュニケーションの向上のため、どうやって=バスツアーで

というキーワードを単純に

「コミュニケーション向上のために温泉バスツアーに社員30人での旅行を企画します。」

でも内容は伝わります。

事実を並べるだけでもそれなりの文章になります。

 

いくつか文章が出来たら並んだ文章を眺めながら何が一番伝えたいことなのか吟味し、どの話題から切り出していくべきかの順番をつけます。

順番が決まったら、もう一度順番通り文章を構成しなおします。

ここでしっくりこなければ、順番を変えてみましょう。

同じような文章があれば一つの文章にまとめるか、スッパリとその文は消します。

思いつくままに書いた言葉を小さな文章にし、それを組み合わせていくだけで文章のおおまかな形はできてしまいます。

 

ただし、このままではただ事実を並べただけの面白みのない文章になってしまいます。

最初に述べたように、よい文章とは「完読される文章です」

事実を淡々と書いただけでは、読み手は最後まで読んでくれるでしょうか。

先ほどの企画案もさらっと流されてしまうかもしれません。

さらにワンランク上のよい文章を目指すために、読み手の心を動かす文章の作り方を学んでいきましょう。

大丈夫です。ここまでで形作った文章を少し変えていくだけで内容はぐっと良くなります。

文章を書く上でのルールがいくつかあるので一緒に覚えていきましょう。