読みやすい文章にするには?重複チェックをしてストレスのない表現に

文章をスッキリさせて読みやすくしよう。

 

この回では、文章をスッキリさせて読みやすくすることを目指します。

前回までで文章の大まかな構成ができあがりました。

しかし、事実を並べただけで読みやすいとはいえません。 

どうすれば読みやすい完読される文章になるのでしょうか。

それが3つめのコツ「文章を磨く」です。

 文章の雑な部分や余分なホコリをおとしていきましょう。

 

まずは「重複チェック」です。

同じ単語やフレーズがダブってないか確認します。

重複は、単語、文節、文型、段落さまざまなレベルで起こります。

単語レベルの重複で例をあげましょう。

「明日の会議の資料の提出をします」という文では3回もひらがなの「の」が使われています。

このような単語レベルの重複は、読み手に幼稚な印象を持たれてしまいます。

「明日の会議資料を提出します」このほうがスッキリしましたね。

 

文節レベルの重複

「午後は会議です。13時集合です。来期の予算についての話です。」

こちらも「です」を3回連続で使うことで小学生の日記のような文章になっています。

「午後は会議があります。13時集合です。来期の予算について話します。」と他の言い回がないか探しましょう。

 

文型レベルの重複

「昨日の商談は難航しながらも、成功しました。今日の会議は白熱しながらも、まとまりました。」

2つの文の構成がダブっているため、つたない印象の文章になってしまいます。

他にも段落レベルでの重複がありますが、ブログなどの長文を書く仕事をしていなければ、特に重要でないのでここでは割愛します。

 

完読される文章は、読んでいてストレスのかからない文章です。

同じことを何度も繰り返されると、クドく感じてしまいますよね。

重複を取り除くことで文章全体がスッキリし、読み手の負担が減ります。

このように、文章には様々なテクニックがあります。さらに文章を磨くために他のテクニックも学んでいきましょう。